| あらすじ >> |
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ジャンゴ・ラインハルトを崇拝するジャズギタリスト、沢村は、ある日、やくざ者で芸能プロダクションの社長でもある山城の妹・麗子と関係を持つ。しかし、麗子が沢村と関係を持ったのは、一種の罠だった。まんまと麗子の罠に落ちた沢村は、山城の逆鱗に触れ、筆舌に尽くし難い屈辱的ないたぶられ方をする。さんざんにいたぶられ、その上、巨人症のオカマ、ミーナにレイプされる。しかし、リンチはそれだけでは終わらなかった。
人間としての尊厳すら失った沢村を見つめながら、麗子はいう、「ねえ、お兄ちゃん、沢村をジャンゴにして」と。その一言で、沢村は、ギタリストとしては命ともいえる指を落とされた。
山城の下で、芸能マネージャーをやっている芦原は、山城に反発を覚えながらも、沢村のリンチに立会い、そして、指を失った沢村の面倒を見るように山城にいいつけられる。自分の故郷、九州に沢村を連れ出した芦原はやがて、沢村にシンパシーすら感じ始める。そんなある日、芦原、沢村の元に一本のVTRが送りつけられる。そこには、芦原の恋人でもあり、マネージャーを務め売り出しを図っていた相田亜矢子の変わり果てた姿が!!
そして、沢村と芦原の復讐劇は始まった!
これは、圧倒的な筆致で花村萬月が綴る、男の、女の、そして人間の、激しくて切ない情念の物語である。
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